こんにちは！徳重なかよし歯科院長の林です。

学校の歯科検診や会社の歯科検診で「虫歯がある」と言われたのに、実際に歯医者さんを受診してみると、「虫歯ではないですよ」と言われるというのは、よく聞かれる相談です。なぜこのような食い違いが起きてしまうの
でしょうか？

学校や会社の歯科検診では、限られた時間で大勢の方を見るため、１人１分程度しか時間をかけられません。また、設備の関係から、空気をかけて歯の表面から唾液を除いたり、汚れを清掃してから詳しく見ることもできません。レントゲンも撮れないため、歯と歯の間や被せ物の中の虫歯にもなかなか気づくことが出来ません。

では、なぜ学校や会社で歯科検診をするのかというと、疑わしい所見のある方を歯科医院につなぐためです。あやしいな、と思ったらすみやかに歯科医院で精査してもらう。そうすることで、隠れている他の歯科的な問題（虫歯、歯並び、歯周病など）に関しても、早期に対応することが可能となるからです。

基本的にお口の中の問題は、早期発見・早期治療をすることで、治療期間や歯を削る量を少なくすることができ、その分歯も長持ちする形で治療することが出来ます。特にお子さんの場合は歯の生え変わりがあったりして、お口の中の状況は刻々と変化していきますし、お子さんの虫歯は大人の虫歯より進行が速く、気づいたときには歯の中が虫歯で大きく溶かされてしまっていることもあります。

歯医者さんを受診してお口の中に問題が見つからなかったことはむしろ喜ばしいことですし、今後も受診を続けて、虫歯や歯周病、歯並びやかみ合わせなどの問題が生じないかも、定期的にチェックを受けていただくことをおすすめします。

反対に、もし歯科検診で「問題なし」だったとしても、歯と歯の間など、見えないところに虫歯があるかもしれないですし、やはり歯医者さんでチェックしていただくことをおすすめします。

徳重なかよし歯科

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