おんにちは!徳重なかよし歯科院長の林です。
みなさんシーラントという言葉をご存じでしょうか?
乳歯にも永久歯にも、奥歯にはくぼみや溝が存在します。特に、生えたばかりの歯は上下の歯がかみ合わないため、かみ合うことによって歯がすり減る咬耗がなく、溝やくぼみが深くなっています。また、生えたばかりの歯は酸に対しての抵抗力が低かったり、噛んでいないと食べかすが歯に停滞しやすいため、生えたばかりの歯の溝やくぼみは非常に虫歯になりやすい環境となっています。
そういった溝やくぼみを封鎖し、虫歯の発生を予防することを目的に開発されたのが、シーラントです。
シーラントを行う時期はいつでもよいというわけではありません。特に効果が高いのは、歯が生えてからかみ合うまでの時期で、かつ歯磨きによる清掃が難しい歯にシーラントを行うことです。乳歯と永久歯のどちらにもシーラントは適していますが、乳歯ではかみ合う面の溝が永久歯に比べて浅いため、永久歯ほどシーラントの保持率は高くありません。しかし、シーラントは削って詰めたりするわけではないので、外れてしまっても再度つめ直しを行うことにより、虫歯を予防する効果をキープすることが出来ます。
シーラントの具体的な方法は、歯の表面を清掃した後、酸で一時的に処理をして、シーラントの接着効果を高めたうえでシーラントを溝に填入します。近年のシーラントは以前のものに比べて、虫歯を予防するフッ化物の含有量や、その他のイオンなどが含まれ、単にくぼみや溝をふさぐという物理的な目的だけではなく、積極的な歯質の強化がはかれるよういなりました。
特に、6歳臼歯は永久歯の中でも非常に虫歯になりやすいため、シーラントを行うことは大変有効です。歯の生え変わりの時期は歯医者さんにしっかりと通っていただき、虫歯をしっかりと予防して一生涯自分の歯で噛めるようにしていきましょう。
徳重なかよし歯科
住所:〒458-0815 愛知県名古屋市緑区徳重5丁目613番地
TEL:052-877-1183
皆様のご来院をスタッフ一同お待ちしております。