こんにちは!徳重なかよし歯科院長の林です。
前回のブログで、よく噛むことの大切さをお話ししました。でも、例えばお子さんに「よく噛んで食べなさい」といっても、なかなかその通りにはしてくれませんよね。
では、よく噛んで食べるには具体的に日常生活でどうすればよいのでしょうか?
よく噛むために必要なことは5つあります。詳しく見ていきましょう。
- むし歯ゼロ
大前提として、歯が痛い、歯が欠けているような状態ではしっかり噛もうとしても、噛むことが出来ません。歯医者さんでしっかり治していきましょう。
- 食べ方
満腹中枢が十分に刺激されて「満腹」と感じるまでには、食事を始めてから15分から20分の時間が必要です。早食いをしたり朝食を抜いたりしていると、空腹感や満腹感があやふやになり、肥満にもつながってしまいます。
食べたいという欲求は唾液分泌を促し消化を助けるため、空腹感を感じることが大切です。
3度の食事とおやつを捕食として、正しい体内リズムを獲得し、健康のためにも食事の時間はゆっくりかけましょう。
- コミュニケーション
家族がそろって同じものを楽しく食べる食事環境を作っていきましょう。家族とともに朝食をとる小学生は学業成績が良いとの報告もあります。それ以上に、そこで得られる安心感や安全感は心の発育にも大きく影響します。
コミュニケーションをとりながらゆっくり食事をとることで、お腹がいっぱいになることを感じやすくなりますし、結果的によく噛んで食べることにもつながります。
- 食事時の環境
食事中の姿勢はとても大切です。足がついてない状態での食事は体が不安定になり、猫背になります。必ず足がつく状態で食事をとるように心がけましょう。
また、食事中テレビがついているとテレビがついている方へ体が傾き、偏った噛み癖の原因となるため、食事中はテレビを消すか、体の正面の位置で観るようにしましょう。
お茶やお水で食べ物を「流し食べ」していないかも要注意です。流し食べをしてしまうと噛む回数がとても少なくなってしまうため、飲みものは食事の最初か最後に取ることがおすすめです。
- 食材の選び方・調理法
噛む回数を増やす調理法のコツとしては、大きく切ったり歯ごたえを残すことです。食材を大きく残すことで、前歯で噛み切って奥歯ですりつぶすという、理想的な歯の使い方が出来ます。煮込み過ぎて柔らかくすると噛む回数が減ってしまうので気を付けてください。食材は硬いものというよりは、繊維質のものを取り入れていただくと歯や顎に負担をかけずに噛む回数を増やすことが出来ます。
いかがでしたか?
よく噛んで食べることで、様々な良いことがあります。是非実践してみてください!
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